【卒業後~MBAを終えて~】
MBAを今の職場で、どうやって使うの?
GMBA2007期生 倉谷和明
私は、建設業界で電気設備機器の営業マネージャーを務めている。
新聞を見たら一面に、
上場企業の財務体質が改善し実質無借金経営が5割に迫るとの記事があった。
結局は資金繰り優先で投資を絞り込んだ結果で、
これはワールドカップの日本のサッカーのようだ。
(サッカーファンのみなさん悪い例に例えてごめんなさい。
私も日本を応援していて、強い相手に素晴しい戦い方で感動した)
Aランクの戦い方ではない。
こんなことやっているから日本の企業は、
サムソンに半導体や液晶の投資で出遅れて戦いの主導権を握られたり、
携帯電話は自己中心の製品で、廻り(世界)で相手にされない製品しか作り出せない。
りんごの会社を見習ったほうが良いのではないか。
私は、2003年10月の名古屋校開校から通いはじめて、
名古屋校・大阪校両方で単位を取って、昨年卒業した。
名古屋校は当初、
JRセントラルタワーズ12Fラーニングフォレストの貸し教室にあり、
クラスが終わるといつも講師と皆で同じ階のかっぱで遅いランチを食べた。
最初に学んだクリティカル・シンキングⅠで、
吉田講師にコテンパンにやられた悔しさが続けられた原動力。
大阪校に通って感じたことは、グロービスは、どこも同じってこと。
わきあいあいとした雰囲気と思いやり、
ベンチャー戦略のクラスでは、
グループワークを大阪校の近所のホテルで仕上げた。
「ホテルで一夜を共にした仲」なんて言いながら
徹夜明けの朝焼けを皆で見て、
変な連帯感でちょっと盛り上がったりした。
今でも会うとそのときの話がでる。
「MBAで学んだことを会社でどうやって使う?」と聞かれることがある。
いきなり会議のプレゼンでSWOTや3Cを使うと、
知らない人は面食らうので、
誰にでも入りこみやすいような形に少し直して使っている。
マネジメントとして気をつけていることは、
立てた戦略・マーケティングプランと現場との整合性だと考えている。
かっこいいプランでも、
部下がついてこれなければ何の意味もない。
「こうすれば出来そう」というやり方と結果が腹落ちしないと、
なかなか人は動いてくれない。
そのため、実行部隊のスキルとモチベーションの進歩に合わせて
PDCAをまわしながら現実路線と理想のギャプを埋める努力をしている。
サイクルもなるべく短くしたほうが良いのは解っているが、
報告書や会議の密度・内容を重くすると、そればっかりに注力して、
実務がほったらかしになる様なバカな事が起こるので、
少しの遊びは必要だと感じている。
今の環境で経営は投資を抑え守り優先(いけいけの反対)。
おかげで経営資源も現場に十分来なく、
業績もぱっとしてないので、
社内のムードも内向き志向や暗くなりやすい。
部門横断プロジェクトで、手柄を独占したり、
自分ばかりが評価されると、周りは、しらけてついてこないし、
中身のない報告しか上がってこない。
利害の絡み合った組織の中で、
全体を動かそうとすると強引さや強さは必要だが、
欲望や自我は邪魔になる。
従来型の決済会議で徹底的にたたくことにも意味があるが、
プロジェクト会議のファシリテーションは、MBAの真骨頂で、
ブレーンストーミングやディプス インタビューのテクニックは重要だと考える。
本来結論までは求めないものだが、
会議のムードをコントロールして拡散・収束がうまくいけば、
アイデア抽出・問題箇所のチェックから対策・全体合意まで一気に行ける。
コンサルや専門職になるなら別だが、
現場で回そうとすると、
環境を理解して周りを巻き込み組織全体を動かし
戦略を実現していくのがMBAの仕事だと考えている。
あと思うのは、会社生活って、自身のマーケティングだと思う。
会社(マーケット)のニーズや方向性を理解して、
競合(同僚・先輩・後輩)と自身の強み弱みを分析し、
付加価値(自己啓発)とチャネル(仲間や理解者)を構築して
セールスプロモーションとポジショニングの競争戦略を立てること。
明日必要になる人材を今から準備できるほど、
余裕のある会社はあまり無い。
昇進などで同僚に遅れても心配する事はない。
チャンスはいくらでも有る。
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コメント
ちょっと遅くなってしまいましたが..
会社生活=自身のマーケティング なるほど!
これって納得ですね。 ありがとうございます。
後会社内でのミーティングでのファシリやプレゼンについては、倉谷さん同様私もできる限り自分自身がやるようにしています。
最初は食いつきが悪くても繰り返し実施していると必ず今の若手は食いついてきますね。
最後は聞き手がやる気になって実行してくれれば100%OKっすね。
投稿: 今西 | 2010年10月19日 (火) 11時59分
卒業してからも、仲間から学べる!!
グロービスと倉谷さんに感謝 m(_ _)m
MBAを現場で使える言葉に翻訳・・・納得です。
小生も自信を持って焦らず、翻訳に務め継続こそ力と信じて行動していきます。
倉谷さん、勇気をありがとうございます。
投稿: 松岡 隆 | 2010年11月13日 (土) 16時53分